こういう時代で生きて行くために大切なこと２０１１

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

去年も実は同じタイトルでブログを書きました。一年の心構えのようなことを書いたのだが、自分を尖らせていくということの必要性を感じての事だった。

結果として、半分当たっていて、半分ははずれだったと思う。

当たった点としては、自分を尖らせていく、自分の特異性を上げていくということだった。
特に去年は、２年間過ごした事業部から、古巣へ転勤になり環境も大きく変わった。そのなかでパフォーマンスを上げていくとしたら、やはり「尖らせていく」ことが必要なのだったと思う。

たくさんインプットをさせていただいたし、まあ出来る範囲できつい条件の案件もこなしてきた。夏に一山あってやれやれと思っていたのだが、今みたいに人不足では、遊ばせてもらえることはなくて（笑）、また年末に一山あって、今少しほっとしているところだ。そんななかで、インプットをしたもので、なんとかやってきたというところだ。正直、７０％くらいはできたのではと思っている。

はずれだったのは、中国というか華人社会がもう少し伸びると思ったこと。
僕は、去年の目標の一つで、中国語をやろうと思っていた。でも途中で辞めたのはヘタレだったこともあるのだけど、「中国はバブル」であって「中国は途中で腰折れする」という感じがあったからだ。



根拠は、去年中国人が土地を海外に買いに出たことだ。土地を海外に買いに出るときは国内の不動産が割高なバブルの状態にあるということだ。ところが、中国はかなり改善されてきたとはいえ、北京の周り、上海の周りを見ればわかるように貧しい人達が農村部から出てきてドーナツ状になって住んでいる。その貧富の差は限界まで激しくなっており、不満が鬱積している。それが、年末の反日デモだ。

僕は中国は今の体制は制度疲労をしており、もう持ちこたえられないだろうと思う。

中国の次のステップは歴史的に見て、分裂と内戦だ。内戦をしているところは市場には成り得ない。進出している企業の資産は、省（国みたいなものだ）に接収されるだろう。一部の国はその権益を守るために介入することがあるだろう。お金のある華人はバラバラになり、他の国へ出て行くだろう。日本に土地を買っているのはそのための資産移しのためもあるし、場合によってはその国へ移住（亡命）を考えている。

したがって、中国は世界の大きな勢力の一つではあると思うが、主流になったり覇権を握ることは結局その大きさ故にないのではないかと思っている。



じゃあ、どうしたらいいのかということだ。

私は個人で舵取りをしていくしかないと思う。
国が何かをしてくれるということには期待できない。もちろん、国の方針と個人や会社は不可分だが、それだけでは不可能だ。個人で家族やその周りの人を考えて、動く、これしかないと思っている。
国や自治体が変わることなんてできないと思う。変われっこない。そんななかで考えるならば、利己的ではあるが、自分自身と自分の家族や周りのことだけを考えて、最適なタイミングに最適な動き方をするしかないと思う。そして最適な動き方とは、ダイナミックに国内・国外を含めて動くことだと思う。