靴は迷ったらREGALを履くべきだ。

靴は働く人にとって大事だと思っている。

学生で英国にいた時に、毎週金曜日には靴を磨く時間はあり、教員の厳しいチェックを通るまで開放されなかった。これは、「英国人は靴を見る」ということを体で教えられたということだと思っている。確かに私も、初対面の人を見るときに、私は靴を必ず見てしまう。特に会議で対面した時に顔と靴しか見えない。原型を留めない靴（言い過ぎか）、磨かれていない靴、それは高級な靴、とかそうでないとかではなく、よく手入れをされた靴かそうでないかで、ファッションよりその人の性格の一端がわかるということだ。

靴は階級がある。その人のクラスにあった靴を選ぶべきだ。例えば、イギリスでいえば、チャーチという美しい靴がある。7万円から10万円！する靴だが、この靴はリムジンに乗る人が履くべき靴だ。いろいろ意見はあると思うが、美しく無骨ではあるが同時に繊細な靴である。こういう靴は、毎日通勤で酷使する靴ではないと思う。フランスのジョンストンアンドマーフィーも少なくともセールスマンが履く靴ではないと思う。

・・・と、ここまで書いてきて、だんだん自分がなにを履いているか、ハードルを上げてしまったが、リーガルを履いている。リーガルでもオールドリーガルがメインで、完全に定番商品になっているものだ。リーガルは少し大きめなので、サイズは２５でピッタリ。通販でも安心して変える。

なぜリーガルなのかというと、丈夫だから。グッドイヤーウェルトだと底から修理が効くから。サイズと足型がピッタリ合って、こつこつといい音がしていい感じなのだ。他のリーガルもそんな感じなので、そこに気づいてから、◯流通センターとかでは買わず、リーガルで購入している。三陽山長とかスコッチグレインとか他にもそれぞれいい靴があるのは知っている。でも自分の足にぴったり合うのは、オールドリーガルなのだ。

今回買ったのは、ウィングチップ（プローグ）のリーガル2585というやつだ。安いところでは3割引きで売っているが在庫がないことが多く、今回はお店が注文して1ヶ月半待った。でもそのかいはあった。ウイングチップは最近はあまり履かれないが、自分はもう一足、茶の2235を持っている。2235は知っている人は知っている。リーガルの80年台のCMでなんどもグラフィックで出てきたリーガルの代表作の一つ。これはねえ、本当にいいですよ。アメリカントラッドを通った人には釈迦に説法だが、この靴でビシッと決まる。リーガルであれば、こんなに気持ちのいい靴が2万円台から3万円台で買える。僕はいま4足リーガルを持っているが、あと1足追加して、5足になれば、1周間のローテーションが完結する。できればカーフのモンクストラップが欲しい。

＃もちろん、自己満足の一つでしかないのだけど（笑）（笑）（笑）。